2025.10.27

契約前に確認したい!不動産仲介を利用する際の注意点

はじめて家を購入するとき、多くの方が不動産仲介会社を通じて物件を探すことになります。インターネットで見つけた気になる物件の問い合わせ先が仲介会社であることも多く、やり取りは購入までの中心的な流れになります。

ただ、仲介会社を利用することにはメリットがある一方で、契約内容や手数料、説明の聞き取りなど、事前に知っておきたい注意点もいくつか存在します。条件に合う物件が見つかっても、十分な理解がないまま契約を進めてしまうと、あとになって困る場面も出てくるかもしれません。

この記事では、不動産仲介を通じて中古住宅や土地を購入する際に、あらかじめ確認しておきたいポイントをわかりやすく整理しています。失敗を防ぎながら、納得のいく物件探しを進めるための参考にしてみてください。

 

 

不動産仲介とは?購入時に関わる仕組みを知っておこう

不動産を購入する際、多くの場合は仲介会社が関わることになります。物件探しから契約までの流れの中で、どのような役割を担っているのかを知っておくことで、やり取りもスムーズに進めやすくなります。

 

仲介会社が果たす役割とは

仲介会社は、売主と買主の間に入り、取引の手続きを進めるサポートを行います。物件の紹介だけでなく、価格や条件の交渉、契約書の確認、引き渡しまでの調整など、全体の流れを取りまとめる存在です。
購入する側にとっては、希望に合う物件を見つけやすくなるだけでなく、不安な点を相談できる窓口にもなります。

 

物件探しから契約までの流れ

気になる物件を見つけたら、まずは内見を行い、具体的な条件を確認します。その後、購入の意思が固まった段階で申し込みを行い、条件がまとまれば売買契約へと進みます。
契約の前には、重要事項説明という手続きがあり、物件や契約に関する大切な情報が伝えられます。内容をきちんと把握しておくことで、契約後のトラブルを防ぐことにつながります。

 

売主から直接買う場合との違い

不動産会社が売主となっている物件を直接購入する場合は、仲介を通さずに取引が進みます。この場合、仲介手数料がかからないというメリットもありますが、中立的な立場でアドバイスをもらえないこともあります。
一方で、仲介会社が関わる場合は、第三者の立場から契約内容や不明点を確認し、必要に応じてサポートを受けられる点が特徴です。

 

 

不動産仲介を利用するメリットと注意点

物件の購入を仲介会社に依頼すると、専門的なサポートを受けられる点は心強いところです。ただし、仲介会社の関与によって手続きが進むからこそ、事前に知っておきたいこともいくつかあります。

 

専門知識を活かしたアドバイスが受けられる

初めての購入では、物件選びや契約に関して不安を感じる方も多いかもしれません。そうしたときに、仲介会社が間に入ることで、法律やローンなどの知識をもとにアドバイスを受けられるのは大きな支えになります。
難しい内容をそのままにせず、理解できるよう説明を受けながら進められる点が安心につながります。

 

物件の条件交渉や価格交渉を代行してもらえる

買主自身が直接交渉するのは難しい場面もあります。そういったやり取りを、仲介会社が代わりに進めてくれる点もメリットの一つです。
価格の調整だけでなく、引き渡し時期や設備の確認といった細かい部分も相談しやすくなります。

 

情報量や対応に差があることもある

すべての仲介会社が同じ対応をするとは限りません。物件情報の内容や更新頻度、担当者の対応などには違いがあり、それによって安心感に差が出ることもあります。
不安に感じる点があれば、他の会社にも相談して比較してみるのも一つの方法です。話しやすさや信頼できる対応かどうかも、判断材料として見ておくと安心です。

 

 

契約前にチェックしておきたいポイント

不動産の購入は大きな買い物だからこそ、契約前に確認しておくべき内容はいくつかあります。焦って進めてしまうと、後で困る場面も出てくるため、落ち着いて一つひとつ確認していくことが大切です。

 

仲介手数料の金額と支払いタイミング

仲介会社を利用する際には、仲介手数料が発生します。金額は法律で上限が決められていますが、物件価格に応じて計算されるため、契約直前になって想定以上に感じる方もいるかもしれません。
支払いの時期は契約時または引き渡し時が一般的です。事前にどのタイミングでどれくらいの金額が必要なのかを確認しておくと安心です。

 

重要事項説明書の内容と確認方法

契約の前には、重要事項説明という手続きがあります。この書類には、物件の権利関係や法的な制限、設備の状況などが詳しく書かれています。
読み慣れない用語も多いため、わからない点は遠慮せず確認することが大切です。しっかり内容を理解したうえで契約に進むようにしましょう。

 

契約不適合責任(旧・瑕疵担保責任)の理解

中古住宅や土地を購入する際には、契約不適合責任の内容にも注意が必要です。これは引き渡されたあとに不具合が見つかった場合、売主に責任があるかどうかを定めるものです。
売買契約の中で、どこまで対応してもらえるのか、補償期間はどのくらいかといった点を事前に把握しておくことで、トラブルを防ぐことにつながります。

 

 

仲介手数料に関する誤解と実際の仕組み

物件を購入する際、「仲介手数料は絶対にかかる」と思い込んでいる方も多いかもしれません。しかし、実際には物件や契約の形によって内容が異なるため、事前に仕組みを理解しておくと安心です。

 

仲介手数料はどのように決まるのか

手数料は法律で上限が定められており、売買価格に対して一定の割合で計算されます。一般的には、物件価格の3%に6万円を加えた金額が上限とされています(※税別)。
すべての物件に対してこの金額がかかるわけではありませんが、多くの不動産会社ではこの上限額を設定していることが多いです。

 

支払いを抑えることができる場合とは

仲介会社によっては、特定の条件に該当する物件で手数料を割引または無料にしていることもあります。売主が不動産会社の場合など、買主側に手数料がかからない仕組みが取られていることもあります。
このような対応はすべての会社が行っているわけではないため、問い合わせの段階で確認しておくと安心です。

 

無料や半額になる物件の例

売主と直接取引できる物件や、広告料などを売主側が負担する物件では、買主の手数料が無料になることもあります。また、キャンペーンとして仲介手数料を抑えた金額で案内されている物件もあります。
こうした物件は限られていることもあるため、希望条件に合ったものがあれば早めの相談がおすすめです。

 

 

中古物件や土地購入で注意したいこと

新築と異なり、中古物件や土地の購入には事前に確認すべき点がいくつかあります。外からは見えない部分にリスクが潜んでいることもあるため、契約前の段階でしっかりと情報を集めておくことが大切です。

 

見えない部分の劣化や瑕疵のリスク

中古住宅では、築年数が経過していることで設備や構造部分に傷みが出ていることがあります。たとえば、雨漏りや配管の不具合などは内見時に気づきにくいこともあります。
契約後に不具合が見つかった場合の対応について、事前に説明を受けておくと安心です。

 

隣地との境界や越境の確認

土地を購入する際には、隣との境界が明確になっているかどうかも大切なポイントです。塀や建物の一部が境界を越えてしまっていると、将来的にトラブルのもとになる可能性があります。
購入前に境界杭の有無や測量図の確認をしておくと、後のやり取りもスムーズです。

 

住宅ローンの通りやすさとの関係

築年数が古すぎる物件や再建築ができない土地などは、金融機関の融資条件に影響することがあります。見た目は気に入っていても、ローン審査が通らないということもあるため注意が必要です。
物件を選ぶときは、ローンの相談も並行して進めると安心です。

 

 

パートナーズ不動産が大切にしていること

物件を購入する方にとって、仲介会社の対応や姿勢は大きな判断材料のひとつです。お客様の立場に立った提案とサポートを重視し、無理なく安心して進められる取引を心がけています。

 

仲介手数料の負担軽減に向けた提案

物件によっては、仲介手数料が無料または半額以下でのご案内が可能な場合があります。すべての物件に適用できるわけではありませんが、負担をできる限り抑えられるようなご提案に努めています。
気になる物件が見つかった際は、手数料の有無や費用の内訳を丁寧にご説明します。

 

購入者に寄り添った価格交渉と条件整理

売主側とのやり取りには、価格や引き渡し時期など、細かな調整が必要になることもあります。そうした場面でも、ご要望を正確に汲み取りながら、条件面での交渉を進めていきます。
少しでも安心して購入に進めるよう、事前の情報整理からお手伝いしています。

 

住宅ローンの相談から契約後のサポートまで

住宅ローンに不安を抱えている方へは、金融機関の選定や書類の準備などもサポートしています。自己資金が少ない方や、勤務年数が短い方からのご相談にも柔軟に対応しています。
契約後も、引き渡しまでの手続きや必要書類の確認など、わからないことがあればいつでもご相談いただける体制を整えています。

 

 

まとめ

不動産仲介を利用して物件を購入する際には、手数料の仕組みや契約の流れ、注意しておきたいポイントを事前に理解しておくことが大切です。購入に関わる手続きは初めての方にとって分かりづらいことも多いため、仲介会社のサポートが取引の安心感につながる場面もあります。

パートナーズ不動産では、物件のご紹介から条件交渉、住宅ローンのご相談まで、一つひとつ丁寧に対応しています。とくに仲介手数料の負担を少しでも軽くしたい方や、契約内容に不安がある方には、わかりやすくご説明しながら進めるよう心がけています。

ぜひお気軽にご相談ください。

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